骨の髄まで私に尽くせ

 

久しぶりに一気読みしてしまった漫画です。
昔両想いだった女の子に再会したはいいけど、その子は心をこじらせてメンヘラ化していたというストーリーです。
その女の子(仲村さやか)が狂気を露わにするのがちょっと早い気もしました(これはアマゾンとかのレビューでも書かれていますね)が、妙にリアルな狂いっぷりでホラーとは違う怖さがあります。
しかも話が進むにしたがって、すべてを計画的に仕組んでいたことが明らかになっていき、どんどんヤバい方向に突き進んでいます。
骨の髄まで私に尽くせの最初の再開の時すら、仕組まれたものであったことが仄めかされていたりします。
それなのに、随所で行き当たりばったりな行動があり、全体として整合性が取れていません。
(実は家の場所や家族構成を知らなかったりします)

しかし、この整合性のなさが逆にさやかの底知れない不安定さを強調し、危ない感じを増幅させてきます。
洋画のようなびっくり系の演出はありませんが、じわじわと来る怖さが売りの漫画ですね。

こういうのって、昔あった「零」っていうゲームによく似ていますね。
ゆっくりじわじわと真綿で首を絞められるような不安と怖さがあります。
というか、やばいです笑

ほのぼのシーンなんてほぼなしですし、ヒロインは恐いしですが、随所に貼られた伏線が同回収されるのかを考えるだけでも面白いのでおすすめです。

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